任意売却は、今後の生活に関わる大きな決断となります。
失敗しない為の対策としては相談相手をきちんと見極め、信頼する事が重要になってきます。
そして何よりも、相談者自身がしっかり任意売却のメリットを理解し、言いづらいこと(税金の滞納・家族の事情・借入状況等)を、ありのまま担当者に伝え、相談者の方自身が任意売却後の新たな未来に向かって動くことが大切です。自らの意思で動くこと、それが一番なことです。あなた自身の明るい将来に繋がるのですから。
状況に応じて必要となる担保権者との話し合いは、担当者と話し合って進めればよく、心配には及びません。
任意売却を早めに決断されることはよい事ですが、目先の督促から逃れたい為だけに安易に任意売却をしてしまうと、思わぬトラブルになる事が多々ありますので、十分に検討を重ねた上で行って下さい。
任意売却は交渉なので、「10人申請すれば10人皆に同じ結果が出る訳でない」という事をまずはご理解下さいませ。
上記のようなトラブルを回避する方法は、
以上の3点を意識する事でトラブルを回避できる可能性が高くなります。
ほとんどの方が任意売却を検討されるケースは生まれて初めてだと思います。何を基準にして相談先の業者を 選べばよいのか、分からないのは当たり前です。そんな方の為に、信頼できる相談先の業者の条件をご紹介 させて頂きます。
意外に思われるかも知れませんが、「任意売却専門業者」を名乗るために、資格・許認可などは特に必要ありません。 その気になれば、あなたも明日から「任意売却コンサルタント」を自称できます。 だからこそ、本当に問題を解決する能力のある相談先かどうかを、ご自身で客観的に判断しなければなら ないのです。
大手の業者だからと言って、必ずしもそうとは言えません。 任意売却には、金融機関との交渉など、通常の不動産売買とは異なるプロセスが必要です。大手の不動産会社かどうかより、任意売却の解決実績が豊富かどうかが判断のポイントとなります。
消費者金融やカードローンに多額の借り入れがあるのは恥ずかしい事ではありません。
任意売却を検討されている方は、多かれ少なかれローンの返済に困っておられる方ばかりです。
また、お借入が膨らんでしまった事情など、知られたくことを無理にお話しになる必要はありません。
(常識的な相談員なら、任意売却の実務に必要のない事柄をプライバシーに立ち入ってお尋ねする
ことはありません)しかし、必要なことは正直にお話しなさる方が賢明です。恥ずかしいという理由でお借入の
額を少なく申告されたり、本当は既に失業されているのに「休業中だが復職予定」のように申告されると、
相談員は今後の見通しを正確に判断できません。 その結果、せっかく交渉を始めても、途中で債権者(お借入先)との信頼関係が壊れて任意売却ができなくなったり、
その場は任意売却はできても、残債を支払っていけずに結局数年後には自己破産になるなど、良くない
結果につながります。
月々の支払い方法について、嘘をつくつもりはなくても、つい希望的観測で「○○円ならなんとか支払える」とギリギリの金額を答えてしまう方がおられます。しかし、今後の収入の見込み(希望ではなく、現実的な見通し)と、月々必要な生活費を計算して無理のない金額を想定しておかなければ、せっかく任意売却をしても、数年後にはまた生活が破綻してしまいます。
「この先、ローンの返済を続けていくのが難しい」と感じたらすぐにご相談ください。
ご相談が遅すぎて対応が間に合わないことはありますが、早すぎて困ることは何もありません。
但し、時期によっては、打つべき手段がなく、お借入先に動きが出るまでお待ちいただくこともあります。その場合でも、「○ヵ月後くらいに○○という書類が届きます」など、見通しをお伝えすることは可能です。そして、多くの相談者が「今後の予定が分かるだけでも気持ちが軽くなった」とおっしゃいます。
入札がせまると(=残された時間が短くなると)任意売却の成功の可能性が低くなります。
形式的には開札の2日前まで任意売却が可能ですが、入札が始まるまでに手続きを始めなければ、
任意売却できる可能性はほとんどなくなります。現実的には入札が始まるまでがタイム・リミットと
お考えください。
「間もなく滞納が始まりそう」というタイミングでお問い合わせをいただいた方が最も多く、この時点でご相談
いただいた方はほとんどご希望に近い形で解決されています。
以上の点に注意すれば、任意売却で良い結果が得られることでしょう。